出生前診断(NIPT)を受診してみた

black and gray stethoscope 妊娠

出生前診断を知ったきっかけ

妊娠生活初期は悪阻が酷く、犬の散歩以外の外出が厳しい状態だったため、自宅で妊娠生活や出産に関する情報をネットでひたすらリサーチしていました。

その中で、「出生前診断」というサービスを初めて目にする機会があり、加えて、家族に医療関係者がおり、「少しでも心配なら受けても良いと思うよ〜。」とのお墨付きももらったため、パパともよく相談し、実際に診断を受けてみることにしました。

出生前診断とは

そもそもの出生前診断とは何か、定義から確認しましょう。

出生前診断とは、妊娠中に胎児の状態を調べる検査をいいます。出生前診断は、出生前に胎児の状態や疾患等の有無を調べておくことによって、生まれてくる赤ちゃんの状態に合わせた最適な分娩方法や療育環境を検討することを主な目的に行われます。

出生前診断について キチンと知っていますか?

さらに、出生前診断には様々な種類があります。

具体的には、超音波(エコー)検査のように「形態異常」を調べる検査と「染色体異常」を調べる2種類の検査があり、後者はさらに「診断が確定できない検査(非確定的検査)」と「診断が確定できる検査(確定的検査)」とに分かれます。

詳しくは、日本国内における出生前診断に関するまとめサイト(https://niptjapan.com/prenatal-diagnosis/)をご覧いただければと思いますが、私は妊娠初期の段階から胎児の状態や疾患等の有無を調べるのにメジャーな「新型出生前診断(NIPT)」を受けることにしました。

新型出生前診断(NIPT)とは

では、私が受けることにしたNIPTとはどういったものか。こちらも定義を確認します。

新型出生前診断(NIPT)は、無侵襲的出生前遺伝学的検査(Non-invasive prenatal genetic testing, 略称: NIPT)のことであり、妊婦の血液を採取し、母体血中の胎児DNA断片を分析し、胎児が染色体異常症や遺伝子異常症を持っているかどうかの可能性を調べる検査です。

NIPTは、判定の精度が大変高い検査ですが、非確定的検査です。

結果が陽性であった場合は、確定的検査である羊水検査を受けるか否かの選択を行う必要があります。

NIPTの特長は、判定の精度が大変高い検査で、しかも、妊娠10週0日以降と早い時期に検査を行うことができることです。

NIPTの検査費用は検査メニューや病院によって異なりますが、20万円前後です。

出生前診断とは

単的に言うと、母親の採血だけで胎児の染色体異常をクイックに検査できますよ、というものになります。

なお、NIPTは非確定的検査の1つに該当しますが、検査精度は99.9%と非常に精度が高いものなので、絨毛検査や羊水検査のような確定的検査に劣るものではないと個人的に思います。

補足ですが、上述の確定的検査は非確定的検査と比べて検査を受ける母体への負担がやや重く、流産のリスクもゼロではないことから、私たちは非確定的検査であるNIPTを選択することに。

もちろん、保険適用外なので費用は安くありません。ただ、後々になってNIPTを受けなかったことを後悔するのは避けたかったので、一種の「安心代」と思って検査を受けることを決めました。

私が実際にNIPT検査を受けたクリニック

そんなNIPTですが、都心クリニックであれば、随時検査を実施していることが分かりました。(出産予定の山王病院でも実施しています)

私は自宅からすぐ近くに位置する「青山ラジュボークリニック」(https://nipt-info.com/)でNIPTを受けることにしました。

このクリニックを選んだ理由として、自宅からの近さ以外に次のような理由が挙げられます。

  • 1回の来院のみで採血が可能
  • 検査は毎日対応。当日空きがあれば、当日予約&当日検査も対応可能。
  • 最短2日で結果判明。
  • 総額も10万円前後と他クリニックのNIPTと比較して良心的。
  • お問合せ対応が非常に丁寧で、説明が分かりやすい。

NIPT自体初めてなので、不安な点はたくさんありましたが、事前に電話で問い合わせすることで、検査内容や費用、当日の流れについてクリアにすることができたのは、良かったと思います。

お問合せ後、ちょうど翌日に検査空き枠があるとのことで、その場で検査予約&支払に必要なクレジットカード情報をオンラインで入力し、当日に備えました。(今思うと、スピーディに対応しましたね笑)

ちなみに、私が予約したのはAプランという、13.18.21トリソミー検査性染色体検査をカバーしているものになります。(詳しくはクリニックホームページをご覧ください)

NIPT検査当日の様子

早速ですが、翌日の朝イチに青山ラジュボークリニックに向かいます。外苑前駅から徒歩2分とアクセス抜群、とても清潔なクリニックでした。

クリニック到着後、問診票・同意書を記入し、そのまま採血室に向かいます。

採血自体は数分で終わり、看護師さんから「本日の検査は以上です。結果はメールで一週間前後でお送りします。」と声かけいただきました。

トータル所要時間、まさかの10分で終わりました笑 あまりにも一瞬だったので、早々に帰宅した私にパパはビックリしていました。

気になる検査結果は・・・?

無事に検査を終え、後は結果を待つだけですが、結果が来るまで非常に待ち遠しい気持ちでした。

幸い、私は高齢出産でもないですし、染色体異常の家族歴もないため、クリーンだと信じたい気持ちで一心でしたが、結果が来るまでは終始ソワソワしていたことを覚えています。

検査から6日後、ついにメールで結果が来ました。

気になる結果は・・・・検査対象となる染色体検査3件とも「全て異常なし」でした!!!!

加えて、お腹の赤ちゃんも性別も「男の子」と分かりました笑

NIPTを受けてみて

無事に検査結果も受領し、胎児の染色体異常がないことが判明したので、今後も妊娠生活を続けられることに何よりも安堵しました。

さらに、お腹の赤ちゃんの性別も待望の男の子と判明し、Wで嬉しいニュースが届いたことに夫婦で感激していました。

NIPTに対し、世間的にはネガティブな感情を持っている人が多いことは確かです。私たちの赤ちゃんは幸い「全て異常なし」という結果でしたが、中には陽性反応となり、妊娠を断念する方が多数いる事実は忘れてはいけないと思います。

ただ、私見ではありますが、実際にNIPTを受けたことで得られるメリットの方がデメリットを圧倒的に上回るため、これから妊娠・出産を考える方には、多少検査費用が高くても、今後も続く妊娠〜出産後の生活を安心して前向きに過ごす「安心代」と思って受けることを強く推奨します。

実際に出産してから胎児の異常が判明してからでは、その後の家庭・社会生活全般が難しくなることは想像に難くないと思います。個人の判断ですが、私はNIPTを受けて後悔はしていないと断言できます。

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